「ベイグラントストーリー」の舞台となったレアモンデの参考としてフランス南西部の町サンテミリオンが使われたのは有名な話ですが、実際サンテミリオンに行ってみるとこれはもう参考ってレベルじゃねーぞ!
むしろサンテミリオンのいろんな場所や歴史を再構築したのがレアモンデじゃないのか、というくらいよく似ています。
ぶっちゃけ松野氏はサンテミリオンの名誉市民の称号貰ってもいいくらいだと思うぞ。
そんなわけで、ベイグラ好きの目で訪問したサンテミリオンの写真をまとめてみました。
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聖エミリオンの庵→モノリス教会内部(地下墓地・教会)に相当します。(写真69-79)
なお、ここはガイド付きでないと見学できません。観光案内所で問い合わせること。(定時にガイドツアーが出てます。英語もあるはず)
聖エミリオンの庵は元天然洞窟だったところで、今は一部が個人のワイン倉庫になってます(笑)。
傍らの礼拝堂にベイグラの地下墓地にあるような石棺の蓋があったり。また教会地下の墓地では、ベイグラの地下墓地同様壁に穴を掘って遺体を安置してあったりする。
そのまんま市街地。坂や段差が多い所、道の狭い所なんかはそっくり。
ところどころにレアモンデで見かけた門みたいなのまである。
レアモンデとの大きな違いは、川や用水路がサンテミリオン市内にはないことです。市内で水場っぽいのというと聖エミリオンの庵の湧き水くらいだった。
サンテミリオン一帯の地下に、幾重にも掘られた石灰岩(ライムストーン)の坑道。
もともとは建材としての石灰岩の採掘に使われたのですが、今ではこれがワイン熟成用の倉庫として使われています。
本来の外壁(写真31-32)はほとんど残っていませんが、町の外周部の壁と同化した家はまだ所々に見られます。
市庁舎前の通り沿いに何件かレセプションホールがあるのですが、このうちひとつ(写真47-53)が激しくそれっぽい雰囲気を醸し出してます。
ただし森そのものはサンテミリオン周辺にはほとんどありません。一面完全にブドウ畑なので。
モノリス教会外部(写真78)〜鐘楼〜大聖堂。
この三つはほぼ同じエリアにあるのもポイント。
さすがにそんなものはない。多分ないと思う。ないんじゃないかな。ちょいと覚悟はしておけ。
サンテミリオンはワインの名産地ボルドーの一部であり、石灰質の土地がら非常に上質のワインが取れることで有名です。
ただしサンテミリオンのワインはほぼ例外なく赤。白やロゼは生産していないようです(ボルドー全体では少ないながら白の生産もあります。ボルドーの白は品が良くて魚料理だけでなく果物やデザートにも合う)。
余談ですが、ベイグラフランス語版では、ゲーム内に出てくるドーピング用ワインの名前に「シャトー(ここでは醸造所のこと)」とか「クリュ(「銘酒」の意味)」とついてます。例:Cru Vaillance(「銘酒・勇」みたいなかんじ)
サンテミリオンのワインは本当に美味いです。
小さい町の割に世界遺産だけあって結構観光客が来ており、基本英語が出来れば何とかなる感じです。
個人で行くならボルドーから一日ツアーが出ているのでそれを使うのが便利。
2007/07/19追記:一日ツアーを使った知人に聞きましたが、自由時間が短くてほとんど市内は見られないそうです。やはりレンタカーがおすすめ。
もしくはレンタカーでサンテミリオンと近郊(モンテーニュの居城も近い)を見るも良し。
一応国鉄も通っているが駅から町までは坂だしちょっと歩くので、一人旅だとちょっと大変かもしれない。